『老人と海』 by ヘミングウェイ
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読んだ/観た日:2020/06/21 - 2020/06/30
★小説/絵本/映画/マンガ/ドラマ/アニメ総合:3.7
ストーリー:3.8
エンディング:4.0
登場人物/演技:3.9
絵/文章/映像/音楽:3.8
世界観/独創性:3.5
おしゃれさ/エンタメ性:3.0
深さ/哲学性:3.8
他の人におすすめ:3.5
あらすじ/概要
キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。
読書/鑑賞中メモ
前半退屈
「海の上に孤独はない、と老人はつくづく思った。」
「が、ありがたいことに、やつらは、やつらを殺すおれたち人間ほど頭がよくないんだ。もっともおれたちよりは、気高くて、立派じゃあるけどな。」人間より動物が気高い、みたいな感じが多いな。ヘミングウェイにとっての気高さ、とは?
個人的な体験
左手がなんかあるのかな?なんか意思を持ってるというか、どことなく寄生獣みたいな感じを受ける
老人と見えない魚しかいないのによくこんなに持つな
「ありがたいことに、星は殺さなくても良い」
「打ちのめされるというのも気楽なものだな、とかれは思う、こんなに気楽なものとは知らなかった。それにしても、お前を打ちのめしたものはなんだ。『そんなものはない』かれは大声でいった、『おれはただ遠出しすぎただけさ』」
なんか知らんが泣きそう
解説むずい
感想/考察
正直解説みたいに掘り下げることはできなかったけど、なんとなくじんわり震える感じはある
帰ってきたサンチャゴの内面は、恨みでも敗北でも感傷でも誇りでもなく、周りが感じるほどにはこの体験を肥大化させておらず、この周囲との温度差がまたなにかサンチャゴの凄み/深さみたいなものを感じさせる
ちょっともうちょっと背景知識がいる作品なのかもしれない。教養を必要とする作品なのだと思う。僕はこれをまだ理解できてない。が、背景知識がなくとも、読んで損はないと思う。途中ダレなかったかと言われると正直ダレたが、最後はじんわり感動した。
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